組物の意匠「セットで初めてデザイン性がある」

意匠とは「物品の形態」ですから、「一つの意匠」であるためには、「物品も一つ、かつ、その形態も一つ」であります。例えば、メガネとメガネケースという2つの製品がる場合には2つの意匠画が成立します。

 

しかし、場合によっては複数の製品が同時に需要者に使用され、同時の取引の対象となることから、一つの意匠を成している、と考えられるケースがあります。

 

フォークとスプーンなどがいい例でしょう。これらは個別で考えると意匠として認められるほどの特徴がないですが、セットで考えたときに初めて意匠に相当するデザイン(美観)が認められることがあります。このように、一つひとつは簡単な形でも2つ以上を組み合わせた場合に美観がある、と認められ、かつ、実際にも同時に使用され、かつ販売される場合には、意匠法上、「組物の意匠」として認められます。これは「一物品一意匠」の例外となります。

 

組物の意匠も意匠権で保護されるものですので、独占排他的に使用することが認められます。但し、複数の物品の形態に与えられたものですので、第三者がそのうちの一部のものを模倣したとしても意匠の侵害には該当しません。全体を通して模倣したときに初めて意匠の侵害として認められます。


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